ネット上でも相当有名であろう岸辺露伴のこのセリフ
世間でよくその使い方は違うとか言われてるけど
間違った使い方と正しい使い方ってなんなんっていう
相手からの甘い誘いや、受け入れて当然の提案を、スマートかつ冷徹に断る際に用いる。
自身の立場が悪ければ悪いほど、相手から提案が魅力的であればあるほど効果的であり、一度自分自身でその事を認めたうえで断るとより一層に引き立つ。
- 注意点
「だが」は逆接の接続詞である。承諾されるであろう提案を断るからこそ「だが断る」なのだ。自分の方が優位な立場に居たり、相手の提案が魅力的でなければ断るのが自然なのだから、それは「だが断る」ではなくただの「断る」である。しかしながら、この言葉があまりにも広まってしまったため、そういった用例も良く見られる。いわゆる「にわか」扱いされたくなければ、そのような使い方は避けた方が賢明である。
用例
賃貸アパートでの例
入居者「家賃、もうちょっと待って下さい」
家主「だが断る」
→家賃の支払いを待つかどうかは大家が判断する事で、相手に強制されるような立場でも無い。断る事に何ら問題が無いため、この場面での「だが断る」は厳密には誤用と言える。しかし元ネタを知らない人には良く見られる用例でもある。
遊戯王ZEXALでの例(要約)
アストラル「ナンバーズ・カードを差し出せば、本当に私達の命は・・・助けてくれるのか?」
ジン「ああ~ 約束するよ~~~~~~~~~っ お前達の持つ『ナンバーズ』と引き換えの
ギブ アンド テイクだ サレンダーしろ・・・ そして早くナンバーズを全て渡すのだ!」
アストラル&遊馬「「 だが断る 」」
→上記の、岸辺露伴とハイウェイ・スターのやり取りを地で行く展開。主人公・遊馬はジンとのデュエルで追い詰められ、逆転勝利できなければアストラルと仲間達、或いはナンバーズのどちらかを失ってしまう状態となる。2や3の事例と同様で、この敵の誘いを突っぱねるのにとても適した状況であり、事実遊馬はこの提案を断っている。
(ちなみにこの後、遊馬とアストラルは絶対に諦めない不屈の闘志で新たな力を覚醒させ、ナンバーズを欲する敵の誘いだけではなく崖っぷちの戦況さえも跳ね除け、逆転勝利を掴んでいる。)
だが断るとは (ダガコトワルとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
家賃の例がわかりやすい。普通なら断るような状況で使うと誤用
普通なら乗ってしまうような甘い誘いを断る時に使うのが正解、という事か。
このニコ百の記事見た段階で完成度高くてこの記事意味ねーなとか思ったまる
ただここまでわかってもまだ間違えそうだなーという。結構シビアじゃないかこの誤用。